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中医学とは・・はじめに・・

日本・世界中には様々な治療方法が存在します。整体・カイロプラクティック・指圧・鍼灸・マッサージ・気功・接骨(整骨)・オステオパシー・血液循環療法・波動療法など数えきれないほどの様々な治療法があります。どれも素晴らしい治療方法だと思います。

そして、中医学(ちゅういがく)もとても素晴らしい学問です。難関ですが、奥深いものがあります。中医学とはどんなものかを少しでもご理解いただければ嬉しく思います。

西洋医学の身体観

通常私たちは自分の身体を、数十億の細胞が結合した種々の器官や組織によって構成されていると考えています。皮膚組織に包まれた各種の臓器や筋肉組織・神経組織・骨組織などが配置されているという具合です。

これは自然科学を前提とした西洋医学の見た人体です。 西洋の医学は、人体を解剖学的に分析してその本質にある真実に迫る立場をとっています。 この場合、治療は「異常な状態になった部分を正常な(「理想」と言っても良いでしょう)状態に戻すこと」におもきを置きます。

外科療法、化学療法などすべてはこの考え方に基づいています。 西洋医学は、1.人体をパーツに分解し、2.特定のパーツだけに外部からの力を加えて治療の対象としています。

中国医学の身体観

一方、中国医学では体全体を一つのまとまりと考えます。人間の体は絶え間なく活動(変化)しており、体の各部分は深くつながりあって互いに影響を与えていると考えます。

実際、人体のパーツはそれぞれに結びついて活動しており、切り離すことは不可能です。たとえば、風邪をひいた時は喉が腫れ、熱が出ます。時には腰が痛くなることもあります。このように部分は不可分につながりあっています。

体内のパーツはつながりあうことで全体が調整され、動態的平衡を保っているのです。 このような人体活動を総合的に観察し、そのメカニズムの法則を体系化したのが中国医学です。

中国医学の身体観

中国医学の最大の関心は、体内の各部分がどんな働きをしているのか、そして互いどのように影響しあっているのかに注がれます。

互いの関係がスムーズで、各部分が滞りなく活動しているときを健康な状態と考え、体全体の流れのどこかに歪が生じた状態を病気と考えるからです。したがって中国医学での治療とは、体内機能の相互関係をスムーズにさせることにあります。

(風邪の例)
西洋医学
喉、発熱、腰痛などおのおのの部所に対しての治療を施します。 対処療法です。

中国医学
体全体、つながりあう部分のバランスを整える、つまりメカニズムをスムーズにすることで治療しようとします。抜本的な治療といえるでしょう。

極論すれば、西洋医学のように病気を治療するのではなく、体全体の治療をするということになります。体全体の活動のバランスを整える、これが中国医学の最大の特色です。

中医学・・第1章・・


中医学基礎理論

中医学とは人体生理、病理、及び疾病の診断と予防、治療等を研究する科学である。それは独特の理論体系と豊富な臨床経験からなる。中医学の理論体系は古代の唯物理論と弁証法思想(陰陽五行学説)に影響を受けています。

整体観念を以て主導思想とし臓腑経絡の生理と病理を以て基礎とし、弁証論治を以て診断・治療する医学理論体系です。すべての物質は、陰陽二つの気が相互作用した結果であり、また一切の事物は気の運動による結果であると説かれています。

人体もまた、その中で自然界の一部として、陰陽が常に相互作用し、バランスを保ちながら、生命活動を営んでいるのです。故にこの陰陽のバランスが何らかの影響で崩れた時に病理性の反応が発生します。まさしくこのバランスを修復、元に戻すのが中医学なのです。

整体観念

人体の臓器や組織はお互いに協調し、バランスを取ることにより一つの完整された人体を形成しているといわれます。

また人体の内的環境は自然界(季節、気候、昼夜、地域、風土など)や生活環境(仕事、人間関係、飲食など)の外的環境とも密接な関係にあり、人体の内的環境はこれら外的環境に影響されやすいのです。

ストレスを感じやすい人は内的環境が脆く、外的環境に影響されやすいといえます。人体は外的環境に影響を受けることにより内的環境のバランスが崩れ、自己治癒力や免疫機能が低下して、外に疾病として出現します。

中医学とは、この内的環境のバランスを整え強化し、元の完整された人体に戻すことを治療目的とし、また、そのことにより外的環境に影響されにくい完整された人体を維持するのです。

人体の内的環境は常に外的環境に影響されています。内的環境が弱いと外的環境の影響を大きくうけ、内的環境は恒常性のバランスがくずれて疾病という形で表面に現れます。中医學はバランスのくずれを早く見つけだし、疾病として表面に現れる前にバランスを整えて疾病を予防することができます。(予防医学)

また表面に現れる症状だけを治すのではなく、もとのバランスのくずれを整えることにより慢性病などの疾患にも有効な根治治療なのです。

弁証論治

弁証論治とは、疾病を知り、治療するための基本原則です。それは、中医学独自の疾病を研究、処理する方法なのです。証とは、人体に現れた病理的な変化であり、それは病変部位、原因、性質等を包括している。

それを弁証することにより、正確に疾病の本質を見極める。すなわち、中医学独自の理論による四診(望、聞、問、切)によって収集された情報により症状と体質を分析し、疾病の原因、性質、部位等を証で表します。

そして、論治とは、その証に基づき治療方針を決定するということなのです。一人一人の体形・性格などが違うように、同じような病気でも体質により、治療方法も違ってくるのです。中医學の理論により疾病を分析し、治療方針を決定します。
(同病異治・異病同治)

中医学・・第2章・・


陰陽学説

すべての物象は、陰陽二つの気の対立・統一の結果である。すべての物・事象はこの陰陽に分けることができ、それらの相互作用により変化発展しているのであるといわれます。

すべての物は陰陽どちらかに属しているが、その中、例えば陽の中にも陰があり、陰の中にも陽が存在します。また陰が、陽に変化することもあり、またその反対に陽が陰に変化する事もあります。

人体の内外、表裏、上下各部分の間、および 有機体の物質と物質、功能と功能、功能と物質の間で、必ずその陰陽の相対的協調関係を保持し、正常な生理活動を維持しているのです。すなわち、陰陽が相対的に協調してバランスを保ってる状態が健康な状態なのです。

例えば・・・
自律神経は交感神経と副交感神経が拮抗して生体機能の恒常性を保っていますが、これは交感神経が陽であり、副交感神経が陰であるといえ、まさに陰陽のバランスが整体のバランスを維持してるのです。疾病とは、何らかの原因によりこの陰陽の相対関係が崩れた状態なのです。

五行学説

五行学説では、この世界の一切の事物は、すべて木、火、土、金、水など五種の基本物質の間で運動変化により生成されたものであると、説かれています。

これら五種類の物質はお互いに影響しあって関係を保っています。

経絡は耳と密接につながりがある為、全身に影響を与えています。耳の形は、おなかの中の胎児の形に酷似していて、耳介上に体幹、上肢、下肢に関連するツボが上下逆さまに配列され、各器官の位置も経験的に図示されています。

耳のツボはごく狭い範囲の中にあるため、身体のツボに比較して扱い難く、技術・経験・知識が必要です。中国以外の国では、フランスの医師ポール・ノジエがスペインの治療家の耳介焼灼による腰痛治療からヒントを得た研究が、始まりました。

現在、フランスの医学部では、針と耳介療法が教えられ、ドイツでは耳介療法が健康保険の対象になっているなど、ヨーロッパも本格的に導入されています。日本でも推拿療法(すいな)、耳介療法(耳ツボ)が健康保険の対象になるように普及してほしいと心から願っています。

中医学(東洋医学)五行学説

相生関係 (生とは生じるを意味します)木生火, 火生土, 土生金, 金生水, 水生木,

相克関係 (克とは抑制を意味します)木克土, 火克金, 土克水, 金克木, 水克火,

相乗とは、相克関係が過剰になった状態です。相侮とは、相克関係が逆になった状態です。

例えば、肝犯胃(肝は木を表し、胃は土を表す)とは、木乗土の状態であり、木(肝)が過剰に土(胃)を克したことにより胃痛などが発生するということです。精神的ストレス(怒り・イライラ)により胃が痛くなったり食欲が減退するのがこれに当てはまります。この場合治療としては、胃に対してでなく原因でもある肝に対しても行われます。(根治療法)

蔵象学説

蔵象学説とは、人体生理、病理現象の観察を通して、人体各臓腑の生理功能,病理変化及びその相互関係を研究する学説である。蔵象学説では、臓腑の功能により臓、腑、奇恒之腑三種に分けられる。

心・肺・脾・肝・腎・これらを称して、五臓。胆・胃・小腸・大腸・膀胱・三焦・これらを称して、六腑という。奇恒之腑とは、脳・髄・骨・胆・女子胞(子宮)・脉。

五臓の生理的特徴は、化生と精気の貯蔵。六腑の生理的特徴は、受盛と水谷伝化。蔵象学の特徴として、臓腑を陰陽に分けて臓は陰、腑は陽とする。一つの臓(陰)に対して一つの腑(陽)が相対しており表裏関係をつくっている。

例えば心と小腸・肺と大腸・脾と胃・肝と胆・腎と膀胱のように表裏、陰陽の相対関係である。故にこれらの臓腑は陰陽相対関係であるのでお互いに影響されやすいのである。

以下 臓腑の働きを中医学ではどのように理解しているのか説明します。

(一)心の生理機能
1,主血脉

全身の血液は脉(血管)の中を運行しそれは心臓の拍動により全身に送られ、それらを濡養(潤し、養う)するのである。
心気の盛衰は面色(顔色)と脉(拍動)に表現される。

2,主神志
心神志とは心は神気を主るという意味である。
広義では神気とは生命活動の状態が顔色、言葉、眼などの表情に表されることを示す。また狭義では人の精神、意識、思惟活動を示す。

そして人の精神・意識・思惟活動は人体の各生理機能のバランスに影響を及ぼす。人の精神・意識・思惟活動は大脳の生理機能であると《黄帝内径》にも記述されているが中医学の臓象においては、意識や精神活動は五臓に帰属し主に心の生理機能に属すると説かれている。

《霊枢・邪客》説:”心者、五臓六腑之大主也、精神之所舎也。”

つまり心主神志の生理機能が正常であるなら、精神も安定して意識も明瞭で頭脳明晰である。また外界の情報刺激に敏感に反応する。この心主神志の機能が損なわれたり低下すると精神は衰弱し意識朦朧になり外界の刺激に対しても反応が鈍くなると云われている。

(二)心と他の組織器官との関係
1,在体合脉、其華在面

脉とは血脈、合とは相互に配分されると云う意味である。華とは反映すると云う意味で血脈の状態が顔色に表れると云うことである。

脉の生理作用は大まかに二つあり、一つは気血の流れる道であり、気と血は結束力があり、気によって血流は左右される。 二つに水谷精微(栄養分や酸素を表す)を全身に行き渡らせ臓腑組織器官を滋養する。

血脉は栄養を輸送し、気血を運行する。これは心主血脉の生理作用である。 心の機能が旺盛であれば、則ち血脉の生理活動も正常に働くのである。

休院日

が休院日です。

院概要

かずみち推拿(すいな)施術院
住所:〒635-0832
奈良県北葛城郡広陵町馬見中2-1-1
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TEL:0745-55-5859
受付時間:9:30~19:00
休院日:木曜日・第3日曜日

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